DHLグローバル・トレード・バロメーター、自動車産業による日本の短期経済成長の牽引を予測

プレスリリース: 東京 01/24/2018

  • DHLグローバル・トレード・バロメーターは日本の緩やかな貿易成長を予測――主として自動車メーカーおよび重工業が牽引
  • 航空海上貨物輸送の成長率は比較的安定した状態を保ち、日本企業の継続的なプラス成長を示す


世界をリードするロジスティクス企業であるDHLより本日リリースされたグローバル・トレード・バロメーターの報告書では、好調な自動車産業が日本の持続的貿易成長において重要な役割を果たすことになるだろうと分析されています。

世界初となるこのグローバル・トレード・バロメーター(人工知能、ビッグデータ、予測分析を駆使することにより算定される国際貿易成長に対する早期指標)では、世界的な自動車需要の鈍化により最新の数値が直近数ヵ月の数値を下回ったものの、日本の短期貿易成長はプラスを維持すると予測しています1 。また、陸上車&部品および工業原料はわずかに減速が見込まれるものの、引き続き成長が期待されることから、両部門ともに2018年1~3月において日本の成長軌道に引き続き最大の影響を及ぼすと分析しています。

「DHLグローバル・トレード・バロメーターの分析結果は、日本経済の短期的な見通しに対する慎重な楽観論の妥当性を示しており、これは最近のプラス成長の兆しを示す工業生産高2や、増加し続けている日本の国内総生産3とも一致しています」と、日本の代表取締役社長、北アジア地区CEO、バリューアディドサービシーズ アジア太平洋地区統括本部長を兼任するチャールス・カウフマンは述べています。「しかしながら、日本経済の未来は国内自動車産業と強く結びついています。日本企業は自動車メーカーの売り上げが増え続ける中、引き続き恩恵を受けることになりますが、世界の自動車需要の長期的な落ち込みという間接的影響の可能性には警戒すべきです」

自動車産業は自動車需要低迷の煽りを直接受けてやや減速するも、高いプラス成長を維持すると期待されており、今後の日本の航空貿易に最大の影響を及ぼすと考えられます。また、DHLグローバル・トレード・バロメーターは、航空貨物輸送成長率が、コモディティおよび工業原料の持続的な輸入を背景に安定した状態を維持している海上貨物輸送成長率を、引き続き大きく上回ることを示しています。

「日本の自動車輸出はこの2年で著しく増加したため4、世界的需要の頭打ちに伴い、冷え込みの兆しを示したとしてもそれは驚くことではありません」と、チャールス・カウフマンは加えて述べています。「基本原料および工業原料需要は安定した状態を維持すると見込まれており、日本の製造業者はおしなべて国際的な市場地位を構築・強化する上で有利な立場にあると考えられます。

ハイテク製品、資本設備&機械、ファッション関連消費財等のその他の付加価値部門が比較的好調であると見通されることから、自動車産業が中期的な成長への道筋を引き続き強化する中、日本経済はより高度に多様化していくと思われます」

DHLとアクセンチュアが共同開発したDHLグローバル・トレード・バロメーターは、経済大国7ヵ国(中国、韓国、ドイツ、インド、日本、イギリス、アメリカ)の輸出入データを勘案し、未来の貿易動向を四半期ごとに提供するものです。この7ヵ国の輸出入量合計は世界貿易の75%超を占め、そのデータを集計することにより、国際貿易の効果的な短期予測指標とすることができます。今後の工業生産の基盤となるコモディティを評価する本指標では、向こう3ヵ月、国際貿易はわずかに勢いを失うものの引き続き成長すると予測しています。

1 https://www.businesswire.com/news/home/20180111005256/en/Global-Auto-Sales-Growth-Slow-2018-Remain
2 https://www.japantimes.co.jp/news/2017/11/30/business/economy-business/october-industrial-output-lower-expected-0-5-gain/#.WlgFm5P1WCQ
3 IMF Data
4 http://www.jama.org/japanese-automobile-and-motorcycle-industry-statistics/