DHLサプライチェーン、出荷業務において協働ロボットを活用した革新的な実証実験を開始

プレスリリース: USA・ウェスタービルおよびドイツ・ボン発  04/05/2017

南北米におけるコントラクトロジスティクス業界のマーケットリーダーであり、ドイツポストDHLグループの一員であるDHLサプライチェーンは、米国テネシー州に在るライフサイエンス製品を取り扱う倉庫において、自律型協働ロボットを活用した2ヶ月間の実証実験を開始することを発表しました。今回の実験に採用されたローカス・ロボティクス社の「ローカスボット(LocusBots)」は、作業員に随行し、出荷時の庫内ピッキング作業を支援するロボットです。

ローカスボットは、庫内作業員の隣を安全に走行し、ピッキングする場所を迅速に特定して作業員がピッキングした製品を運搬します。これにより、作業員はカートを手で押したりカゴを運んだりする必要がなくなります。

DHLサプライチェーン 北米 ソリューションデザイン担当バイスプレジデントであるエイドリアン・クマールは、「お客様のサプライチェーンをシームレスに改善する上で、こうした先進技術を用いたソリューションを発掘し、倉庫現場に導入することは重要だと考えています。今回は、まずライフサイエンス部門で実証実験を行いますが、成功すれば他の事業にも幅広く展開できる可能性を秘めています。本ロボティクス・プログラムは、当社の導入ステップに則って進めています」と述べています。

本実証実験では、ローカスボットを用いて様々なピッキング方法を試し、ロボットの作業員および倉庫管理システムとの連携、移動性能、そして汎用性を確認します。この自律型ロボットのソリューションは、DHLサプライチェーンの既存倉庫のインフラとシームレスに統合される予定です。

ローカス・ロボティクス社のCEOであるリック・フォーク氏は、「多様な倉庫環境において当社の製品価値をこのような形で証明できるのは非常に喜ばしいことです。当社では、中小企業からグローバル企業まで様々な企業の業務改善を支援すべく、導入し易く、拡張性の高いソリューションを構築してきました。今回、DHLサプライチェーンとともに実証実験を実施できることを楽しみにしています」と述べています。


※ DHLサプライチェーンでは、コ・パッキング(組み合わせ梱包)や、組立、キッティング、包装・梱包、および販売準備サービス¹ など各種付加価値サービス業務において、「バクスター(Baxter)」および「ソーヤー(Sawyer)」という2種類の協働ロボットを用いた実証実験も進めています。さらに、庫内において作業員に追従し、ピッキング作業を支援する全自動式台車「エフィボ(EffiBO)」の実証実験にも成功しました。

¹ 納品後に販売可能な状態まで事前準備を支援するサービスを指します。本サービスには、不要な梱包材を取り除き、リサイクル・処理までの管理も含みます。